【120年の梨の里】坂東太郎が生んだ明和町の特産品「梨」の紹介

品種解説

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品種解説

幸水(収穫時期:8月中下旬)

数あるナシ品種の中で最高の品質。全国的に最も生産量が多い。日持ちは短いが、酸味がなく果肉が柔らかいため、食味、食感は抜群に優れる。

豊水(収穫時期:9月上中旬)

幸水と同時期に育成され、ともに50年以上のロングセラーとなっている。現在流通している品種としては珍しく酸味があるので、人により好みが分かれる。生育期に曇雨天が続くと「みつ症」が発生しやすくなるが、明和ではほとんど問題にならない。

あきづき(収穫時期:9月中下旬)

1999年(平成11年)品種登録。流通し始めて15年ほどで、栽培の歴史は比較的浅い。幸水、豊水以降に登場したものの中では最高の品質を持った稀有な品種。加えて、果実の形が抜群によい。一方で、花芽の維持が難しく、栽培には独自の技術を要する。

南水(収穫時期:9月中下旬)

1990年(平成2年)品種登録。全国生産量の9割が育成地である長野県産となっている。果実の大きさでは同時期収穫のあきづきに劣るが、安定して糖度が高く、食味は大変優れる。赤みの強い外観(果皮色)も特徴。

新高(にいたか)(収穫時期:9月下旬~10月中旬)

新潟と高知の品種(天の川、今村秋)の交配により生まれたのでこの名が付けられたとされているが、実際には天の川と長十郎の子である。全国的にも晩生品種の代表で、生産量は豊水に次ぐ。長十郎の血を受けて肉質はやや硬いが、大果で日持ちが良い。

にっこり(収穫時期:10月中下旬)

1994年(平成6年)品種登録。育成地の栃木県内のみで生産が認められていたが、登録期間の満了により、全国での自由な栽培が可能となった。大果で日持ちが良いが、明和では希少品種。

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